良く質問される、ホームページの値段についての考え方を、ちょっとまとめてみます。
最初にびっくりする様な事を言うかも知れませんが、
制作会社にいる人から、こんな発言がありました
「100万円以下の仕事は受けない。結果的に赤字になってしまうから」
これは実感としてそうだなと思いました。
ホームページ制作を依頼される方は、ほとんどの人がホームページの制作に関する実態を知りません。
ホームページを作る事自体は簡単なので、数万円で出来るだろうという感覚もわからないでもないです。
最も簡単な方法は、Microsoft Wordで作った文章をWebページで保存して、サーバーにアップする。もっと簡単な方法は、無料のブログを使う事です。
事例によってはそっちをすすめる事もあります。
ただ、依頼される場合のほとんどはデザインを良くしたい、という事が多いです。
当然、要求も厳しくなってきます。
デザインはその企業のブランド、信用をイメージさせる重要な機能ですので、無料ブログや、WordのWebページは、無いよりまし程度のものになってしまいます。
ある程度の説得力のある、デザイン、ボリューム、ユーザビリティが必要になってきます。
恐らく中企業以上の場合、100万円以上というのは妥当な値段だと思います。
仮に完成までに2ヶ月以上かかったとすると、100万円だとちょっと厳しい価格になってしまいます。
中規模以上になると、担当者が複数に渡っていたりしますので、原稿を集めるだけで大変な労力になります。
それぞれの担当の方は、ホームページの原稿を書くのが仕事ではないのですから、今やっている仕事の片手間にやっている訳です。当然原稿は遅れて行きます。
脅かす様な事を言ってますが、じゃあ100万円以下では作らないのかというと、そんな事はありません。
事実いくつも100万円以下のサイトを作っています。
最も安いものでは12万円くらいで、作ったものもあります。
この場合、仲介に入ってもらった方になるべく資料の整理、スケジュールの調整をしてもらって、トータルの製作期間を圧縮してもらいました。
100万円を2ヶ月と、7日で12万円は、同じ意味ですから。
◎ホームページの値段を安くできる条件。
1、クライアント(依頼者)がホームページ制作に関して詳しい場合。(=つまりやるべき事が明快であればあるほど、余分なコストがかからない訳です)
2、納期がタイトで、リスケジュールが起こりにくい場合。(=製作期間が延びる事は製作者側からすると、真綿で首を絞められるのに近いんです)
3、逆に予算が限られている場合。(=その予算で出来る事を考えます)
4、既に取引があり、そのサイトの内容を熟知している。
上記が安くできる条件です。
ただ、自分は安売りを推奨はしません。
ウェブサイトで効果、利益を上げるのは大変です。
新しい動きに常に眼を見張っていないといけない部分はありますし、
ビジネスセンスも必要です。
最初に、色々勉強してからでも遅くはないので、以下の本は推奨です。
作業内容を知る事は、適正な値段を探る為の一歩ですから。
ここを知れば、無駄の無い投資になって行くとおもいます。
※もちろん、企業のプロフィールがいつでも見られるというだけでも、大きな効果があると思いますので、それで十分という人にはむしろ、予算を言ってもらってこの範囲で作ってくれというのは、有りです。
(ただ、スケジュールに寄ってはお受けできない場合もあります。ご了承ください。)
余談ですが、下を見てもらうと分かる様に、Google AdSenseというGoogleの広告サービスを利用しています。
これって実は諸刃の剣で、ホームページの話題をブログに書くと、その話題にあった広告を載せるというサービスなんですが、見ての通り、ライバルの広告が載ってしまいます。
ホームページの話題を書く場合は広告を載せないと言ったくらいのスクリプトなら簡単に書けるのですが、自分にとっても参考になるのでそのままにしています。
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