夏休みということで、能登半島に行ってきました。
10年ぶり位に飛行機に乗ったけど、やっぱり早いですね。
45分で能登空港です。
レンタカーを借りて半島をぐるっと回りました。
能登半島地震の影響か人は少なかった。
なので、むしろ今は穴場だと思います。
初日は輪島に泊まって、翌日金沢21世紀美術館へ。
輪島からだと車で2時間半位。
この美術館はすごいらしいです。
美術館の来場者は平均5万人位と言われてるところに、年間138万人もの人を集めてるらしく。奇跡の美術館と呼ばれているそうです。
超・美術館革命―金沢21世紀美術館の挑戦 (角川oneテーマ21 A 66)
企画内容にその他の美術館と大きな違いがあるようには見えませんでしたが、
施設の構造や、解説、展示の仕方に様々な工夫が凝らしています。
ぶっちゃけ現代美術を勉強している自分ですら、分かりにくい展示の仕方をしている美術館が多い中で、グレイソン・ペリーという不思議な作家を見事に紹介している手腕は優れていると思います。
展示スペースは広いとは言えないんですが、巨大なスペースで圧倒して煙に巻いてしまう作家に対して、誠実な感じすら受けました。
このくらいのスペースがむしろ、作品との距離を縮め、コミュニケーションを取るには最適な距離なんだなと。
館長さんは元々大阪の人で、結局美術館は人が来てなんぼだって考え方は良いですね。
公共の美術館だから、税金をしこたま使って、回収する気もないっていう考え方はやっぱりダメなんだろうなと思います。
もちろん、この考え方はもろ刃の剣なのですが、人に来てもらえる美術館を作る努力を素直にやるとこういう素晴らしいものができるっていう、良い見本だと思います。
「今後の日本は江戸を目指すべき」と所得倍増計画を立案した下村治は言ったそうです。
その一つの答えかなと思います。
折り返し、和倉温泉へ一泊。
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