NHKスペシャルはやっぱり面白いです。
100年の難問「ポアンカレ予想」と150年の難問「リーマン予想」
今回は「リーマン予想」がテーマでした。
おそらく、それほど数学に興味がない人でもこれは面白いと思います。
150年世界の天才が間違え続けたこの問題を1時間で理解するのは到底不可能なんですが、さすがはNHK。
わかりやすく良くまとまっています。
番組には、映画「ビューティフル・マインド」の主役だったジョン・ナッシュご本人も出てきます。
(この映画自体は、数学の面白さの雰囲気だけで、主役のジョン・ナッシュの数奇な人生というレベルで終わっちゃってますが)
それにしても結果的に両難問の経過が良く似ていると思ったのは、
どちらも宇宙物理学などそれまで数学と全く関係のない所から、大きなヒントがもたらされているところ。
リーマン予想の方は、フリーマン・ダイソン(理論物理学者、宇宙物理学者)とヒュー・モンゴメリー(整数論)の出会い。
ポアンカレ予想の方は、グリゴリー・ペレルマンという数学と物理学をまたがった天才のおかげで。
まさか素数と原子核のエネルギー間隔とに関連がある。
ひいては宇宙創造の設計図がそこにあるとは。
すごい話です。
数学なんてほとんど実生活には関係ない分野なんですが、やはり宇宙の法則に深く関わっているんですね。
再放送もやると思うので、両方見ると面白いです。
近々BSハイビジョンで両方の再放送を連続でやるそうです。
『魔性の難問 ~リーマン予想・天才たちの闘い~ 』
http://www.nhk.or.jp/special/onair/091115.html
http://ja.wikipedia.org/wiki/リーマン予想
『100年の難問はなぜ解けたのか ~天才数学者 失踪の謎~』
http://www.nhk.or.jp/special/onair/090309.html
http://ja.wikipedia.org/wiki/ポアンカレ予想
ポアンカレ予想―世紀の謎を掛けた数学者、解き明かした数学者 (ハヤカワ文庫 NF 373 〈数理を愉しむ〉シリーズ) [文庫]
関連書籍
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ポアンカレ予想
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